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日本ダービー・泥だらけの栄光

今日のダービーは感動した・・・。

競馬には時として語り継がれる名レースが存在する。私の年代からだと、トウカイテイオーの復活劇(有馬記念・田原成貴の涙)や、トップガン・ブライアンの一騎打ち(阪神大賞典)、翌年のトップガン復活劇(天皇賞春・こちらも田原成貴)等、なぜか田原のレースばかりになってしまったが、そんな今見てもジーンとくるようなレースがいくつも存在するわけだ。

前述の田原は天才肌だったと思う。なのであの事件時は正直、相当残念な気持ちになった。今考えると彼のレースはほんっとに「田原・・・。」と言いたくなるような駄レースか、涙が出るようなドラマティックなレースが多かったと思う。また漫画家やミュージシャンとして活躍する一方、長身騎手として、また様々な重圧に絶えられるような心の強さが無かったのだろう。逆に言えば相当芸術肌の騎手だった。

武豊は真の天才だ。あの乗り姿勢(頭・脚・臀部の三角形)の美しさ、馬との折り合いのつけ方は素晴らしい。様々な名馬に乗り、また他の騎手からの乗り代わりでも安心して見ていられるのは、彼の父から受け継がれた才能と、人一倍の努力の賜物だろう。

武と田原、クライフとクライファートのようなこの天才同士が戦った前述のトップガン・ブライアンの一騎打ちは、ありきたりだが永遠に語りつくされる名レースだった。あの頃競馬は楽しかった。好きな馬もいっぱいいた。タイキブリザード、ダンツシアトル、ステージチャンプ、ビコーペガサス、サマニベッピン、スプリングバンブー、ゼネラリスト・・・、枚挙に暇が無い。そして昔の名馬のビデオもたくさん見た。グリーングラスの時代から、ハイセイコー、オグリキャップ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデ・・・。

しかしその後ヒーロー馬不在の時代、テイエムオペラオーが出てきた頃から、しばらく競馬から遠退いていた。その間にも良い馬はたくさん出てきてはいたが、時々観に行くことはあっても、あくまで主観だが、そこまで心に残るレースは無かった。そこに昨年現われた救世主、ディープインパクト。久々のクラシック三冠達成、世間をアッといわせた。武とディープインパクト、良血同士の魅せる三冠ロードは、サンデーサイレンス産駒時代の集大成的な、爆発的なマリアージュを奏でた。ミシェル・ローランとオルネライア、そのような最強コンビは競馬界を久々に潤わせ、確かに私も去年の菊花賞、久しぶりに府中へ足を運んだ。

そして今年も春の盾制覇で爆進中のディープ。しかし私が注目したのはクラシック一戦目、メイショウサムソンと石橋騎手だった。「石橋??そういえば中京とかたまに来てたっけな??ダートとか最終戦でとった覚えもあるけど、、、顔が思い出せないな・・・。」と思うほど私のなかで印象の薄い騎手と、中穴的存在だったメイショウサムソンのコンビ。父はオペラハウス前述のテイエムオペラオーの産みの親だが、サンデーサイレンスやブライアンズタイムほどの名馬を残すような、いわゆる超良血とは言えない。オペラオーは確かにG1を勝ちまくったが、あの時代は私は、対抗馬が強くなかっただけだと思っている。

そんなオペラハウス産駒のメイショウサムソンと石橋騎手が、見事皐月賞制覇!石橋守、デビュー22年目にして初のG1制覇であった。レース後、瀬戸口先生(調教師)と抱き合う姿、また、いかにも苦労人といった表情で、声を震わせながら「幸せです。」と語った初の勝利騎手インタビューも、見るものを熱くさせた。

そして今日、JRA最大のレース「日本ダービー」が府中で行われた。私は自宅観戦だったが、戦前の予想は前残り。馬場は稍重と発表されていたが、前日の雨から察するに確実に重に近い馬場だろう。またこの混戦が予想されるなか、ペースが早くなる事はないだろう。スローペースで前残り。そんな予想のなか一番人気はメイショウサムソン。好位からの競馬をすれば充分かつ可能性はあるだろう。今回は馬券も買っていないし、私は石橋騎手の勝ち以外、他はどうでもよかった。もしこれで勝ったら、何年か振りに競馬に感動するだろうなぁと思っていた。

15時40分、発走。レースはスタート直後よりダンゴ状態になるが、1コーナーあたりで既に落ち着き、予想通りスローペース。やはり馬場も予想通り重そうで、泥が飛び散る荒れたダービー。この時点で、後方の馬の勝ちは無いと確信した。石橋騎手は皐月同様好位につける。一頭故障で中断。しかし酷い馬場状態、それも仕方が無い。

4コーナーで3番手ぐらいにつけるサムソン、さあ直線の攻防!府中の2ハロン、長い長い直線だ。予想通り、差し&追い込み馬は時既に遅し。完全に前残りの競馬。岡部の作るレースのようだ。残り1ハロン、サムソンが抜け出す!ムチムチムチ!追う!完全に抜け出す!勝ったか!!!確信した石橋騎手、ゴール直前で追うのを止める!信じられない!田原や横山典のように、G1制覇して派手なパフォーマンスをしたり、ガッツポーズをするならわかるが、苦節22年、初のダービージョッキー制覇の直前に、追うのを止める騎手なんて、今まで見たことが無かった。解説の岡部さんも驚いていた。確かに岡部さんもルドルフ騎乗の際、ほとんど追わずにG1勝ったりしていたが、「ダービーでこれは私にも出来ません。」と言っていた。馬への完全な信頼と愛情、そして様々な想いが石橋騎手にそうさせたのだろう。

試合後のウィニングラン、ここでも喜びをかみしめたかのように寡黙に観客の声援を受けとめ、深々と頭を下げる石橋騎手。騎手一筋22年。裏の立役者が、初めて表舞台の、それもダービーという金メダルを手にした瞬間。前の馬の蹴り上げる泥を被り、派手な勝負服から顔まで全身真っ黒になった泥だらけの姿が、ヒーローの苦労人っぷりに拍車をかけるようで涙を誘う。勝利記者インタビューでも皐月同様謙虚に、調教師やファンに感謝の意を表す。こんなドラマ、これが感動せずにいられるだろうか・・・。

無論、武豊がただの才能でここまで来たとは思っていない。前述したように彼は、天才であるとともに人一倍の努力家である。しかし幾多の名声を手にした良血のサラブレッド同士が万を持して制した昨年のダービーとは真逆に、裏レースともいえるダートや最終レース主体だった苦労人と、未勝利3戦後からのしあがってっきた馬が泥だらけになって制した今年のダービー。同じダービーでも、こんなに違う意味合いを持ったアンヴィバレントなレースが立て続けに見られるとは・・・。今、競馬が少し面白い。また一時期のようにちょっとやり始めようかなぁと思ってしまう、今日はそんな感動の東京優駿だった。

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