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銀座の深い夜・・・。

先日久しぶりに、西荻のお姉さまこと、某ワインバーのオーナーのhさんを誘ってワインを愉しむことに。色々迷ったが、彼女は私に任せるということで、久々に最近顔を出していなかった銀座シノワへ。

平日の夜とはいえ予約の電話一本無しで伺う私たち。このあたり、いつもの行き当たりばったりなノリだ。夕刻6時半、店に着くと案の定、忙しそうだ。「ご予約いただいた方ですか?」とスタッフが訪ねる。NOと答える前に、お世話になっているS氏が、電話片手に「お久しぶりです。」とこちらに合図を。銀座界隈ではファンも多いS氏。数ヶ月来ていなくても覚えているあたりはさすがの一言である。

唯一?空いていた席に通していただき、まずはSさんのお勧め通り冷えたシャンパンでキリッといくことに。ディアボロ・ヴァロワのブラン・ド・ブラン、RMでも聴いたことあるかないかといったクラマンの造り手。ブラン・ド・ブラン、久々に飲むなぁ。しかしこれ、この季節にはピッタリのセレクト。華やかな花々の香りに柑橘系、まさにシャルドネといった風合。骨格とかボディとか、そんなものを一杯目に求めない。旨み充分。良いセレクトだ。

食事はコースに。鮎のフリットやピリリとスパイスの効いたトリュフのパスタ、メインの仔羊のマデラソースまで、充実した内容。このクラスの店となるとそれも常識かもしれないが、満席にもかかわらず供出のタイミングや気の利き様、素晴らしい。「間違いのない店、安心できる店」の代名詞といっても過言でない銀座シノワ。それでもホテルのバーにはない肩の凝らないサービスは、さすが老舗の強みである。

肝心のワインは・・・またしても大好きなギスレーン・バルト!全く、今年になって何本目だよ!と自分に突っ込みたくなるような勢いだが、お姉さまが飲んだことない造り手だということもあり、私も未体験の'99の一級、ボー・ブリュンをセレクト。
ボーブリュン’99

若干低めの温度からスタート。S氏曰く、寝かせてくようのセラーから引いてきたためらしい。ちょっと心配ではあったが、テイスティングでその不安は一気にふっ飛んだ。あー、愛の夢・・・。さすがギスレーン。'99は半年ほど前、西麻布のKISSAKOさんでレ・ボードをいただいているが、やはりイメージ、私がシャンボールに抱くイメージというものが素直に現われており、それは'99の一級畑でも、以前ここでいただいた'00の同じく一級畑でも、自宅にストックしてある'02の村名でも同じである。彼女の造り出すスタイルにはヴィンテージ、畑が違えど明確な一貫性があり(それはあらゆる世界のワインの造り手たちにも言える事だが・・・。)それが要するに、私のツボにググッと入り込んでくる。気品があり美しく深い、そして溢れる赤い果実と若干のハーブの香り・・・。このイメージはどれを抜栓してもゆるがない。その中で「このヴィンテージのどの畑は・・・。」と比べるのも一つの楽しみだろうが、ワインにはコンディションというものがあり、そして何より我々人間にはワイン以上にコンディション、シュチュエーションに左右される部分がある。その時その時で感じたことに、各々のイメージを持つのが一番だろう。忘れてはならない、ワインは生き物なのだ。

ちょうどグラスで同じ造り手の'00のレ・ボードが開いていたので途中、一杯もらう。こうやって比べると、やはり色々な違いがハッキリ解る。ただそれも温度や抜栓してからの時間などもあるので、全ては私のイメージの中で。個人的にはやはり、ボー・ブリュン'99のほうがお勧めかな。深み、色気、ポテンシャルが若干違うように感じられた。といっても、両方高い水準であることに違いない。

食後はチーズをつまみながら思う存分ギスレーンのを堪能して、S氏に別れを告げシノワを去る。久々に伺ったが、やはりいつでも新鮮なワインリストやサービスには感心。定期的に訪れるべき店だと改めて感じた。

そして向かうは銀座9丁目!「銀座に9丁目なんて無い!」というワインラヴァーの皆さん、あるんですよ、金春の最南端、以前もコチラにてご紹介した~日々是好日~を掲げる店「けせらせら」。良い意味で銀座にあって銀座に無い、訪れた人々がそれぞれ違う楽しみ方を持つことができるという興味深い店だ。以前、オープン直後誕生日にマダムと伺った以来2ヶ月ぶり、久しぶりに名ソムリエ・見竹氏と板前・喜多氏、そして美人オーナーの由利子さんにお会いしたく、9丁目に直行!

店内は喜多氏のカウンターは満席。こちらは喜多氏の料理を楽しむ人々でにぎやかに。奥のテーブルにもお客さんがいたが、見竹氏がすぐさま「お久しぶりです!カウンターへどうぞ。」とご自身のカウンターへ導いてくださった。

「先日はブログでご紹介ありがとうございました。」と驚きのご挨拶をいただく。どこで見つけたのだろうか・・・。相変わらず謎めいたところのある見竹氏。多くを語らないが全て解っている銀座一の謎のソムリエ。彼のような職人に出会えて、私も幸せである。

そしてすぐさまオーナーの由利子さんがご挨拶に見える。相変わらず美人だなぁ・・・。写真を撮らせていただいたが、残念ながら目を瞑った瞬間で美人さを発揮できておらず、載せられないのが悔しい。若干私の好きな田中美佐子似の彼女の丁寧なご挨拶に、西荻のお姉さまも「すいません、こんな銀座に似合わない格好で・・・。」と恐縮気味に言うと、「いえいえ、私は出きればここにお客様がジャージで入ってきて欲しいぐらいですの。」と。さすがにそこはご愛嬌だろうが、彼女の目に嘘は無かった。

「お任せします。」リストも見ずに見竹氏に任せる。すると彼、すぅっと裏に消え、1分ほどすると若干笑みを浮かべながら戻ってくる。「こんなのどうでしょうか。」
フェヴレイ’80

マジ・シャンベルタン'80/フェヴレイ・・・。

いっきなりグランクリュでオールドヴィンテージ・・・。こんなのいくらするんだー!とか一瞬思ったけど、グラスで出してくれるという(この店はリストの全てのワインをグラスでいただける。)ので、まぁ多少高くてもいいかと思い、決定。

例によって魔法の注ぎで出されたワイン。圧倒的に熟成香に支配されている。典型的なオールドスタイル。'80で未だ力のあるあたりはさすがはグランクリュ。とはじめは非常に素っ気ない印象。確かに美味いが期待通りというか予想通りというか・・・。しかし、これが後に豹変するのである。

オーナーの由利子さんは終始ずっと我々のそばで接客をしてくださった。非常に気持ちがよく、話も弾む弾む・・・。彼女はシャンパーニュの中で、クリュッグのマルチ・ヴィンテージ(グランド・キュヴェ)が最も好きなクリュギストだそうで、私が先日、ベタにウェスティンでクリュッグ飲んだら,それまでボランジェ派で若干敬遠していたのに、見事にマルチ・ヴィンテージにはまったという話をすると、「うちのリストにももちろんありますよ。」と。ここで初めてリストを見た。

クリュッグ・マルチ・ヴィンテージ(NV)18,000円。えええええ!!!!!

信じられない価格・・・。市場価格と同じ・・・。いや、あり得ない!しかもグラスは全てその6で割った値段、要するに1杯3,000円・・・。クリュッグ一杯3,000円の店が、他にどこにありますか!しかもここ、銀座ですよ!唖然・・・。これこそここが銀座9丁目たる所以。こりゃ頼むしかないでしょう!

さすがはクリュッグ。もう酔いも相当であるが、はっきりと複雑かつ重厚、そして無数の泡が口中を飛びまわっているのが解る。貫禄のシャンパーニュ。ブクブクと沸き立つ泡から香りたつまろやかな香りは、その場でさらなる発酵を行っているかのよう。改めて、さすがクリュッグだ。

そして見竹氏、この一連の流れの間中ずーっと先ほど抜栓したマジ・シャンベルタンと遊んでいる。いつの間にかボトル半分ほどになっている・・・。この人、ほとんど自分で飲んでるし。そんなところが彼の素敵なところ。しかしふっと思いついたように私のグラスにシャンベルタンを注ぎ足す。すると・・・。

もの凄い開き方!マジ!?まじ?シャンベルタン!?

いやぁ、正直驚いた・・・。抜栓直後私は「ほぼ熟成香に支配されてるって感じで・・・。」という感想をポロっと口にしていた。そしてクリュッグに気を取られている間に、このシャンベルタンは豹変した。先ほどの熟成香は単なる序章。花火大会直前の合図の爆発音のようなもの。私はそこで軽率な判断を下してしまった。花火大会は雨で中止だろうと。このシャンベルタンにこれ以上のポテンシャルは無いだろうと。しかし私がオーナーと会話したりクリュッグに夢中になっている間、彼はただシャンベルタンと遊んでいたのではなかったのだ。すでにポテンシャルを感じており、開くのを待ち、最高の状態で無言で私たちに注ぐ。9丁目のマジシャンのおかげで、シャンベルタンはもうスターマイン爆発状態!西荻のお姉さまも「今頃になってめっちゃめちゃ開いてる!」と驚いている。若草や赤ベリー、南国果実、スモーク等、あり得ないほどに開きまくっている!信じられない!参った。これは今年一番参った。

「前回のお忘れ物です。」見竹氏が私に何かを差し出す。そう、前回誕生祝いにマダムが持参してくださった'78ヴィンテージのシャトー・アンジェラスのエチケット!わざわざシートに収めとっておいて下さったのだ!もうここまでしていただいたら、何とお礼を申し上げてよいやら・・・。
アンジェラス・エチケット

あと何故か、85年のロマネコンティのマグナムのエチケットを頂いた・・・。この辺は謎なのだが、確かになかなか手に入るもんじゃないな・・・。しかし見竹氏、本当に奥が深いソムリエだ。
ヴィンテージポート

最後にヴィンテージポート'85をいただき、いよいよ日が変わる時間。できることならずっとあのカウンターで飲んでいたかった。本当に気分が良い。そして詳しく書くと切りが無かったので割愛させていただいたが、喜多氏の豆腐料理も最高だったし、シャンパンウォッシュのチーズ等、様々な気遣いを頂いた。お会計時値段を見てビックリ!これだけ愉しんで、本当にこの値段で良いの!?というほどのカリテプリぶり。親しくしていただいているので、多少のサービスは頂いているのかもしれないが、正直リストを見ても、明らかに他と比べて安い。もう言い切る。安い。

オーナーがオープンのとき仰っていた「気軽に一杯だけでもという方にも、しっかり食事したい方にも愉しんでいただけるお店にしたい。」という気持ちの表れなのだろう。銀座9丁目(8丁目金春)「けせらせら」、ワインとおしゃべり好きな私たちにとっての恰好の遊び場であるとともに、銀座で唯一ジャージで本格的な仕事を楽しめる店なのかもしれない。もちろん、私はジャージで伺う勇気は無いが・・・。

☆musique de vin☆
●ディアボロ・ヴァロワ・クラマン・ブラン・ド・ブラン・・・・・・「アラベスク第2番」クロード・ドビュッシー
●ギスレーン・バルト・1cru・ボー・ブリュン'99・・・・・・「愛の夢」リスト
●マジ・シャンベルタン'80/フェヴレイ・・・・・・「MERCY,MERCY,MERCY」キャノンボール・アダレイ
●クリュッグ・マルチ・ヴィンテージ・・・・・・「My Favorite Things」ジョン・コルトレーン
 

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Author:ワインキュレーターKzM
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