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六本木 「紘北」

週に2度も同じ店に通ったのは、何時ぶりであろうか・・・。

7月にオープンした「紘北(ひろき)」、六本木通りを西麻布交差点から六本木ヒルズ方面へ向かい登るとあるCharleston Cafe。学生時代よくランチしたこのCafeのあるビルの4階に出来た新店だ。新店といっても、4月ぐらいには既に情報は入っていた。ここ「紘北」の板長、林紘北氏は、昨年良く通っていた二期倶楽部系列、由庵グループの元和食総料理長。由庵に通っていた頃から良くして頂いており、独立の話はこっそり教えてくれていた。店名もご自身の本名というところからも、新店への自信が感じられる。ちょうど今年に入り銀座、品川の由庵から、信頼していた料理人やソムリエの移動、独立が続いた。以前ご紹介した銀座8丁目「けせらせら」に続き、久々のマダムとの食事会に、待つこと3ヶ月、今週月曜日にやっと新店「紘北」に足を運ぶことが出来た。

電車の遅れ等でマダムとの約束時間を大幅に遅れてしまった。場所は既にわかっていたので、店で直接待ち合わせ。見慣れたビルの見慣れないエレベーターを4階まで昇る。扉が開くと、そこはもう六本木通りの喧騒からは全くかけ離れた、木の温もりが優しい、落ち着いた空間が広がる。

「お久しぶり!」久々のマダムとの再会。そしてまだ見慣れぬカウンター越しに林板長の姿。「ご無沙汰しております。新店おめでとうございます!」板長、いつもの温かい笑顔で迎えてくださる。

店内は落ち着いた雰囲気。全28席、ちょうど良い広さ。カウンター数席から見渡す店内で最も目を引くのが、板長の友人が描いたというテーブル席に飾られた7mもの大きな絵画!
hiroki

hiroki2

和の空間にミスマッチなこの絵画。そこが何ともこの店のコンセプトをあらわすようで良い。しかしこれ、友人が描いたとは・・・。さすが顔の広い板長。この方は蒼々たる料理の経歴を持ちながら、謙虚で話しやすい、思いやりのある方である。

そもそも、私は板長が由庵時代、彼に初めてお会いした時の一言目の会話が「どこかでお会いした事ありますよね?」だった。今考えると不思議だが、絶対に会った事がある人だと思ったのだ。林総料理長も「うーん、どこでしょうかねぇ?」なんて首をかしげながら、色々お話したのだが、結局前世で会ったことがあるということに話は落ち着いている。どうでも良い話だが、とにかく気さくで話しやすい方なのだ。

マダムが持ってきてくださったのは、私の大好きなシャンパンハウス「ジャクソン」のプレステージ、グラン・ヴァン・シニャチュール'95だ。以前浦和のホテル、ロイヤルパインズのレストランでいただき、私が非常に気に入っていたのをマダムが覚えていてくださって、久々の再会に持ってきてくださった。遅れて行った分、良い感じに冷えており、その華やかな香りと奥深さにもううっとり・・・。そこに生牡蠣が供される。久しぶりの贅沢。既に気持ちは大満足である。

料理はどれも素晴らしい。本当に素晴らしい。季節感があり、素材も納得のものばかり。柿と燻しサーモンは、イタリアの生ハムとメロンを思わせる創作性。色合いも綺麗で秋っぽい。そして岩手産松茸。これはさすがに唸った。今まで食べた中で間違いなく最高に美味い。香り、食感、味わい。味しめじではない。松茸だ。確信した。

その松茸に良く合うのがマダム持参の'92のマジ・シャンベルタントリュフのような熟成香が松茸と完全にマッチ。泣ける。そして焼魚は花鯵。こんな時に大好きな鯵だなんて、これほど嬉しいことはない。臭みの全くない花鯵は、ブルゴーニュにも良く合う。写真がないのが申し訳ない。月曜日はあまりに楽しみでカメラを忘れてしまった・・・。

そしてラム肉。溶けるようなジューシーな味わいはもう言葉もない。私は本当に美味しいと感じたとき、自分では気づかないある表情をするらしい(マダム談)が、その日は何度それが出たことか!マダムも板長に「見て、彼のこの顔!」と何度も笑っていた。この落ち着いた空間での楽しい食事。この店には全てが揃っている

締めに焼き飯をいただいたが、やはり後をひく・・・。この空間、「林さん、罪ですよ。」なんて冗談でもなんでもなく言ってしまう。もう一杯とジュリアンヌの白をグラスでいただいた。それでもまだ後をひく・・・。マダムに宣言。「木曜日、また来ましょう。もうここに居たくて仕方ない。」「いいわよ、あなたに気に入っていただけて私も嬉しいわ。私も毎週来ているんだから。」


3日後の木曜。再び西麻布へ。カウンターに立つ林氏の姿にも多少は見慣れたかな。今日はちゃんとデジカメ持参。

シャンパンはアルフレッド・グラシアン・ブリュット・ミレジム'96
グラシアン
 
恥ずかしながら私はこのシャンパンを知らなかった。飲んだ感覚では、シャルドネの比率が若干高いが熟成香に赤品種のニュアンスを感じる、ボランジェを穏やかにして果実味を足したような印象だった。とにかく美味い。凄い。実際ボランジェのグラン・ダネ'96を思わせるような素晴らしさ。エペルネイ村というにもマニアックで、価格的にもこれは最高にオススメだ。

そこにあわせるように供されたのが、ホタテのキウイソース。フォン・デセールって別に出汁ではないが、シャルドネ主体のシャンパーニュにこういうマリアージュは、なんとも粋ではないか

「さすが'96のシャンパン、熟成香(キノコやミルク)がムンムンきてるなぁ。」なんて話をしていたら、それを察したかのように次に供されたのはカツオのたたき
ryori1

ソースは月曜に話していたトリュフ油を用いたポン酢、それにごぼうがトリュフの風味、カツオの風味を引き立てる。ちょうどシャンパンが開いてきたころにこのマッチング。週に2度来ても、5度来ても満足いくことを確信。これはマダムが毎週通ってしまうのも頷ける。

牡蠣は今日は焼いていただいた。生でも美味しい牡蠣、焼いて美味いのは当然であるそしてひらめの昆布締めえんがわのこりっとした食感が何ともいえない。アルフレッド・グラシアンがあまりに良かったので、少し残しておいて次の一本を抜栓。出た。オーゾンヌだ。
オーゾンヌ’94

シャト・オーゾンヌ'94
、久しぶりのオーゾンヌだ。昨年我々の中でベスト・オブ・ボルドーに認定された'92のオーゾンヌ以来久しぶりの登場!抜栓後から誇り高く咲き乱れる香り・・・。これはその時の'92をも凌駕する驚きの香りだ。若干低めの温度からのスタートだったので、はじめ少し味わいはおとなしかったが、香りで数時間後開くことは確信。こいつは楽しみだ。

あわせて供される料理は、見て驚きだ。
ryori2

米茄子の上にフォアグラ、海老、松茸と最高のコンビネーション。味噌で風味付けられたこの一品、今思い出しても鮮烈に記憶に残っている。センスだ。センスが良い。ただ高級食材だけを並べているわけではない。バランスのよさ、ワインとの相性、そしてそれを感じさせるセンス。オーゾンヌから沸き立つキノコや獣の香り。茄子とフォアグラ、松茸を口に入れる。口中に広がる壮大な甘み空間。その甘みをさらに増幅させるかのように、オーゾンヌがすぅっと体内に入り込んでくる。完全無欠のマリアージュ。カベルネフランの素晴らしい熟成香だとか、メルロのトリュフ香だとか、ここまでくると何も言葉にならない。というかすべきではない。人間の幸せは食にあると実感。言えるとしたら、ただそれだけのことぐらいである。

ryori3

そして茄子牛。我々の中では神戸牛をも凌ぐと噂の茄子牛だ。豆腐と一本葱(絶品)、味付けもいたってシンプル。だが美味い。あんな素晴らしい創作料理の後にこのような家庭料理の肉じゃがのようなものが出てくるこのセンス。それが跳び抜けて美味しいのだから、それほど楽しいものはないだろう。まさにこの和の空間に飾られた絵画の如く、おもちゃ箱をひっくり返した様な料理の数々。常に次に何が供されるか楽しみでしょうがない。このような店は初めてだ。

予想通りオーゾンヌはどんどん開いてくる。むせ返るほどの気高い香りにクラクラ・・・ボルドーとかブルゴーニュとか白とか赤とか、このレベルまでくるとそんなことはもう関係ない。とにかく間違いなく愉しませてもらえるという、その安心感。トップシャトーの強みはまさしくそこにある。

締めには、レーズンの入った炒めご飯
ryori4

さすがのマダムも「レーズンが入ったってのは初めて食べたわ。。。」とご感心。言うまでも無くこれも美味い。「昔よく、まかないで作ってたんです。自分これ好きだったんですよ。」とても嬉しそうに語る林板長。なるほど、これはまかないで終わらすのはもったいない。感心感心。

いやぁ、久々のブログ更新で長くなってしまったが、こんな素晴らしい空間を知ってしまったら、これは毎週行きたくなるのは仕方ない。美味しいワインに料理、人、雰囲気・・・。マダムに言った「今まで連れて行ってくださった店の中で、一番居心地良かったですよ。」「当たり前じゃない。私も毎週来ちゃってるんだから。あなたも毎週来たいでしょ?」「もう来なきゃ生きていけないですよ(笑)」あながち嘘ではない私の冗談にマダムは笑った。六本木「紘北」、料理を愛する全ての人に一度は足を運んでいただきたい名店である。

itacho&okami

林板長と美人仲居の菊池さん。

「紘北(ひろき) 六本木」
東京都港区西麻布3-1-20 Dear西麻布4F
月~金18:00~04:00(L.O.3:00 ) 
土曜日は23:00まで(L.o.22:00)    
定休日 日・祝

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Author:ワインキュレーターKzM
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